被爆者のメッセージを英訳して

被爆者のメッセージを英訳して
被爆者のお話を真剣に聞く神田君

被爆者のメッセージを英訳して

 

Through translating messages from the atomic bomb sufferers,
meanings and contexts of words like “War” “Atomic bomb” has changed.
被爆者のお話を真剣に聞く神田君
被爆者のお話を真剣に聞く神田君

自分を磨く、勉強の一環。NET-GTASから頂いた日本被団協の「被爆者からのメッセージ」の英語翻訳の依頼をお受けした理由はその一心でした。元々自分は、通訳翻訳に興味があり、授業や自己学習以外にも機会を見つけては翻訳通訳に挑戦していました。今回の翻訳のお話をいただいた時も、勉強の一環としての作業にすぎませんでした。
しかし翻訳作業も最終工程の見直しに取り掛かった時、自分で訳した文や文字に強い違和感と不満を感じ、翻訳を一からやり直すことになりました。
違和感の理由はなんであったのか。それは作業中に何度となく読み返した被爆者の方の身をえぐるような証言、イメージを補足するために見た多くの映像や資料。それらに触れることで、作業に当たる前と後で自分の中の「原爆」「戦争」等の言葉の持つ「言外の意」が大きく変化し、そしてまた自分自身にも変化が起きたのだと思います。
被爆体験、戦争の悲惨さ。その人にしか語ることができない言葉や、その当事者にしか生み出せない強い言葉があります。僕がNET-GTASに参加するのは、自分にもその言葉が伝わり、動かされたからです。 (神田 雅晴 =京都外国語大学中国語学科 4年生)

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