独・エアフルト大で翻訳授業の成果発表会

独・エアフルト大で翻訳授業の成果発表会
エアフルト大学で開かれた被爆者証言授業の発表会(2016年1月26日)

エアフルト大で翻訳授業の成果発表会

A translation class at Erfult University presented
the result of their translation
to fellow students.

 

エアフルト大学で開かれた被爆者証言授業の発表会(2016年1月26日)
エアフルト大学で開かれた被爆者証言授業の発表会(2016年1月26日)
エアフルト大学の取り組みを報じるテューリンゲン新聞(2016年1月27日付)
エアフルト大学の取り組みを報じるテューリンゲン新聞(2016年1月27日付)

ドイツのエアフルト大学では秋学期に、仁科陽江(にしな・ようこ)先生が被爆者言ビデオのドイツ語への翻訳を授業で実践し、期末には、学生らが半年間の取り組みの成果を学内で発表しました。地元新聞もニュースで取り上げました。
翻訳したのは、広島で16歳の時に被爆した「伊谷周一さん」の証言ビデオ。ドイツ語を学ぶ学生と、日本語を学ぶ学生が一緒になって取り組みました。
学期末の1月26日には、その成果を学内で発表する会を開催、多くの学生が傍聴しました。
開催前には大学のホームページで、このクラスの取り組みを紹介する記事が掲載されました。
ホームページの記事は「ドイツと日本の学生は、広島生存者の報告を翻訳します」と題し、冒頭、「(被爆)証言から我々は何を学ぶことができるか? この問いが発端にあった。」と書き始めています。そして、「NET-GTASがイニシアティブをとって、二年前から(被爆)生存者のインタビュービデオを翻訳する作業に、日本やほかの国々出身の有能な翻訳者・専門家たちがボランティアで従事してきている。」と述べ、「参加者全員にとっての知的な収穫は、異なる言語それぞれが持つ特有性に対する感覚がより鋭敏になったという点にある。またそれ以上に、学生たちは、本物の証言を手がかりにして、原爆が一人一人に及ぼした様々な影響に対する歴史的な知(視野)を広げることができたのである。」と意義付けています。

翌27日には、地元の「テューリンゲン新聞」が、仁科先生のクラスが「ヒロシマからの1人の生存者の証言をエアフルト大学の学生が日本語からドイツ語に翻訳した。」と報道しました。

 (注)エアフルト大学のホームページとテューリンゲン新聞の
記事の抜粋は早瀬明幹事が翻訳しました。

(長谷 邦彦 =代表)

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