皆さん、こんにちは。
NET-GTASの会員で、現在スペインの大学院に留学中の高橋尚也です。
私は数ヶ月前に、ポーランドのアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所に行きました。
広島と長崎の原爆とは異なりますが、第二次世界大戦による被害を受けた面では同じです。
広島と長崎の原爆による犠牲者が約50万人とされる一方、アウシュヴィッツでの犠牲者は倍以上の約110万人でした。
こちらに収容された人たちは酷い拷問を受け、亡くなる人もいました。
私は悲しみと残酷さのあまり、博物館内の写真をまともに撮ることができませんでした。
写真はありませんが、山積みの収容女性たちの毛髪と、それで作られた毛布が展示されていました。
特にこれを見た時は衝撃的で、言葉が出ませんでした。
また、この悲劇は受け継ぐべきと考える人が多く、映画化もされています。
映画「シンドラーのリスト」劇場予告:
映画「戦場のピアニスト」日本版劇場予告:
ネガティブな話をしてすみませんが、今回行ったポーランドは、素晴らしい所もあります。
例えば第二の都市のクラクフは、かつてポーランドの首都で、歴史豊かで美しい街です。
現在の首都のワルシャワも、ショパンやキュリー夫人所縁の地で、見所がたくさんあります。
また、ポーランドはヨーロッパ随一の親日国とも言われており、ワルシャワ大学の日本学科は倍率20〜30倍で、国内で一番人気の専攻だとのことです。
後日知ったことですが、この日本学科の学生は日本語も上手で、中には漢検2級の所持者や、日本語の四字熟語に詳しい学生もいます。
アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の悲しい事実がある一方、ポーランドは魅力的な一面もあります。
現在ロシアとウクライナの間で戦争が起きていますが、戦争や核兵器そのものがなくなるべきです。
世界平和が1日でも早く、実現されることを祈ります。
そして、ポーランドのような素敵な場所が増えることを願います。
高橋尚也
アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の入り口 | 死の門 |
強制収容所の中の建物 | クラクフのヴァヴェル城 |
ワルシャワ王宮 |
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