NET-GTASに参加して
NET-GTASにサポーターとして活動に参加しました。大きな動機は、実は、被爆体験の証言ビデオを翻訳するという作業に関心を持ったからでした。
でも、当初は、肝心な戦争に関する内容への自分の知識はとても浅かったため、活動へ参加する自分に自信が持てずにいました。そのなかで何度か、被爆された方から体験談を聴く機会がありました。
被爆者の方々は、思い出すと涙があふれてくるようなとても辛い体験を、それでも一生懸命に話して下さいました。「被爆体験を語れる人はどんどん減っていく。だから、戦争のような出来事がまた繰り返されないためにも、出来るだけ自分の体験したことを話し、伝えていきたい。」とおっしゃる姿がとても力強く、この方々の想いを理解し、まわりに伝えていきたいと強く感じました。同時に、被爆や戦時中のお話を直接聞ける今に自分が生きていることは、とても貴重で意味があることだと再確認しました。
被爆者の方々の想いを風化させることなく伝えていくためにはまず、被爆体験や戦時中のことへの自分自身の知識と理解を深めることが、今私が出来る、そして、しなければならない一番の課題です。
(大西 綾 =サポーター、短大2年)
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