広島・長崎2回の原爆攻撃に参加した米軍兵士の孫と交流

広島・長崎2回の原爆攻撃に参加した米軍兵士の孫と交流
「核の家族」について語るAriさん(2015.11.6.)

広島・長崎2回の原爆攻撃に参加した米軍兵士の孫と交流

「核の家族」について語るAriさん(2015.11.6.)
「核の家族」について語るAriさん(2015.11.6.)
Ariさんをゲストに招いた授業(2015.11.6.)
Ariさんをゲストに招いた授業(2015.11.6.)
The class of Prof. Craig Smith invited as a guest speaker Mr.Ari Beser,

 

the grandson of Mr. Jacob Beser, the only man who flew on the planes

 

that dropped the Atomic Bombs on Hiroshima and Nagasaki.

広島・長崎2回の原爆攻撃の両方に参加したただ一人の米軍兵士を祖父に持つ青年が、11月6日(金)、京都外大にやってきました。
青年の名は、Ari Beserさん。24歳。父方の祖父Jcob Beserさん(故人)は1945年8月6日の広島、同9日の長崎、2つの都市に対する米軍の原爆攻撃の両方に参加しています。存命中の祖父が「原爆を投下したことを後悔してはいない」と言いつつも「もう二度と使ってはならない兵器だ。戦争はよくない」と語っていたのを記憶しています。
Ariさんの家族と原爆とのつながりは、それだけではありません。母方の祖父の友人には日本人の被爆者がいたのです。
原爆を落とした側と落とされた側の双方との縁。Ariさんは4年前から、2人の祖父と1人の被爆女性の物語を書こうと取材を始め、そこからアウシュビッツのユダヤ人など、戦争災害を軸にしたさまざまな人々のつながりを見つめてきました。
今は映像作家として成長。フルブライト奨学金を受けて、この8月から9か月間は日本に滞在。広島・長崎の原爆被爆者や、東日本大震災でのフクシマの被曝者たちの証言を集め歩いています。
6日は、Craig Smith先生の第2限の授業(843教室)にゲストスピーカーとして登場し、おじいちゃんの思い出や被爆者との心のつながりなどについて、スライドを上映しながら語りました。授業には、NET-GTASのサポーター会議のメンバーや京都在住の被爆者、花垣ルミさんも同席し、「証言の多言語化でさらなるつながりを」と訴えることができました。
お昼休みは254教室に会場を移し、Ariさんとサポーターとの話し合いが行われました。
(長谷 邦彦  =代表)

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