初の「中・高・大・留学生交流」にぎやかに

初の「中・高・大・留学生交流」にぎやかに
京都外大8号館「Pax Mundi per Linguas」の下で

初の「中・高・大・留学生交流」にぎやかに

The interchange among junior high school, high school, university, and NET-GTAS” was held on 16th and 17th June.

京都外大8号館「Pax Mundi per Linguas」の下で
京都外大8号館「Pax Mundi per Linguas」の下で
花垣ルミさんのお話に耳を傾ける
花垣ルミさんのお話に耳を傾ける

広島県福山市の私立盈進(えいしん)中学高等学校の生徒29人が6月15日(金)から17日(日)に「English Tour in Kyoto」と題して京都を訪問。16日と17日に「被爆者証言の世界化ネットワーク(NET-GTAS)」とともに、京都外大生・留学生・京都外大西高校生と「平和」を考えるワークショップなどを開き交流しました。

16日は朝10時から2時間余、4号館の教室に盈進中学高校の生徒29人と、西高生2人、外大の留学生5人とサポーター学生2人が集まり、各校の先生が見守る中(一部は参加)、「平和を考えるワークショップ」。
まずは盈進の中学高校生が毎年行っている「ユース非核特使」派遣事業について、見事な英語で紹介しました。
ワークショップ後半は、漫画「はだしのゲン」の日本語版と英訳版を使って、7,8人ずつの6グループでそれぞれ2ページ分の英訳あるいは日本語訳に取り組みました。擬音語・擬態語の多い日本語と、少ない英語。あるいは主語をいとも簡単に省略する日本語と、落とすわけにいかない英語。「ゲンのこの発言で主語は何だろうか」など、表現方法の違いについて、中学高校生らは留学生の解説に楽しげに耳を傾けました。
しめくくりは、ボブ・ディランの「Blowing in the Wind」を全員英語で合唱しました。

17日は、午前10時からオープンキャンパスの開会式に参加の後、留学生らとオープンキャンパスの多様なイベントを見学する「A班」と、NET-GTASとともに「平和」を語り合う「B班」に分かれて行動。「B班」では、京都在住の被爆者・花垣ルミさんの証言ビデオを鑑賞後、花垣さんから直接お話を聴いて「被爆とはどんなことか」について理解を深めました。その延長線で盈進高校の側から「ヒロシマの被爆者、坪井直(すなお)さんを取材してまとめた「にんげん坪井直 魂の叫び」(A4判30ページ)について「NET-GTASと一緒に多言語に翻訳して出版したい」と提案がありました。
「平和・人権・環境」をスローガンに掲げる盈進中学高校と「言語を通して世界の平和を」を建学の精神とする京都外大、外大西高の生徒・学生の連携プレーの企画案は参加者の胸を大いに躍らせました。
 (長谷 邦彦=代表)

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