English Guide in Hiroshima(京都外大×盈進ヒューマンライツ部)
5 students from KUFS joined “English Guide in Hiroshima”
by Human Rights Club of Eishin Junior and High School.
[English Guide in Hiroshima with KUFS People]
2月2日 広島平和記念公園めぐり
平和資料館見学
留学生ホームステイ
2月3日 鞆の浦めぐり
ホロコースト記念館見学
お別れパーティー
2月2~3日の二日間、広島の盈進中学高校ヒューマンライツ部の主催した、English Guide in Hiroshimaに参加しました。ヒューマンライツ部と京都外大、NET-GTASは以前から共同イベントを通してつながりがあり、今回も京都外大の留学生を招いて盈進の生徒が広島をガイドするという共同イベントでした。盈進の生徒と職員は合わせて約20人、京都外大はイギリス、カナダ、中国からの留学生と私の5人が参加。一グループ1、2人の留学生に5~6人の生徒で3つのグループに分かれ、英語でガイドが行われました。
平和記念公園では、原爆ドームや原爆の子の像はもちろん、韓国人原爆犠牲者慰霊碑や供養塔、慈仙寺跡の墓石などまで丁寧な説明をしていただきました。留学生は特に被爆したのは日本人だけではなかったという話に衝撃を受けていたようでした。資料館見学では、当時の写真や遺品を目の前で見て、原爆投下のリアルを改めて学べたとのことです。イギリスの留学生は、「母国が核保有国ということは知っているが、学校では良くも悪くも普段あまり話に出ることはない。政治の話は難しいが、個人的な思いとしては率直に核はなくなってほしいと思う。」と言っていました。
平和公園 慰霊碑横 相生(あいおい)橋にて
二日目午前中は鞆の浦という福山の観光名所へ行き、極寒の中、かつて朝鮮通信使の往来によりにぎわった素朴な港湾街をのんびりめぐりました。私たちの班は途中、坂本竜馬の隠れ家の案内役の人につかまり、思わぬところで日本史の勉強をしてきました。観光要素も大事ですね。午後は学校付近のホロコースト記念館へ。ヒューマンライツ部は原爆の問題だけでなく幅広い分野の問題を取り扱っています。視野が広がります。
「鞆の浦」観光 ホロコースト記念館にて
最後には心温まるお別れパーティーをしていただきました。お菓子を食べながら日本の文化クイズや巨大折り鶴づくり、節分サプライズなど、楽しい時間でした。別れはたいていやっと打ち解けた始めたころにやってくるものですが、最後というさみしさも忘れさせてくれる面白さに感謝です。
巨大折り鶴づくり 最後に記念写真
留学生たちには、「企画に時間と心がこもっていたことを感じた。ホームスティのあたたかさにも感謝。中高生で平和について考え、何より行動していることに感心。」(中国の留学生)、「単なる観光だけでなく、平和について多くを学べてよかった。生徒たちが本当に頑張っていた。ホームスティは素晴らしく、ぜひまたしてほしい。ホロコーストについては学校で少し学んでいたが、日本のホロコースト記念館に行けたのは興味深かった。」(カナダの留学生)などと、非常に好評でした。
京都外大、NET-GTASと盈進とのかかわりはまだ始まったばかりですが、これからの発展に大いに期待の持てるイベントの一つとなったと感じます。
(阿比留 高広 NET-GTASサポーター)
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