南米エクアドルに留学して変わった平和に対する概念
こんにちは、現在南米のエクアドルという国に留学しているNET-GTAS学生サポーターの高橋 尚也です。
私は10月上旬に留学先のクエンカ大学でNET-GTASの活動紹介のプレゼンを行う予定でしたが、ちょうどこの時期にエクアドル全国で燃料価格の高騰によるデモが2週間近く続きました。このためプレゼンが中止になり、とても残念な結果になってしまいました。それでもこのブログを通して伝えられることはあります。まず、日本では「私が今いるエクアドルを含めて中南米は治安が悪い」という印象が強いです。場所によりますが、それはおおむね事実です。
それから、日本ではほとんど知られていませんが1968年にいくつかの中南米諸国の間で「ラテンアメリカ及びカリブ核兵器禁止条約」が発効されました。
詳しい内容は省きますが、この条約のお陰でラテンアメリカには核保有国が現在一つもありません。例えば中米の楽園と呼ばれるコスタリカは「軍隊を持たない国」として知られています。そのこともあってコスタリカでは警察ですら拳銃を持っていません。従って中南米にも平和な一面があることが伺えます。
また、現在エクアドルに留学して視野が広がったせいか、今自分たちが戦争を止めるためにできることに気づかされました。それは私たち一人ひとりが自ら争いを起こさないようにすることです。
例えばもし皆さんが誰かをいじめていたり嫌がらせをしている場合は今すぐやめてください。戦争もこのような小さな対立が積み重なって起きてしまうものです。これは日本人や私の周りの中南米人に限る話ではありません。世界中の人々が今自分たちの周りで起きている争いから離れることで戦争が起きる可能性も下がります。 また、エクアドルはラテンアメリカの中でも特に日本で馴染みのない国の一つです。そんなエクアドルの写真もいくつか載せます。争いは嫌なことがきっかけで起きるものです。エクアドルの楽しく、かつ面白い写真を見れば自然と笑顔も増えて、争う概念もなくなるかもしれません。
NET-GTAS学生サポーター 高橋 尚也
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