「なぜ、ヒバクシャを語り継ぐのか」一連のイベント終了

「なぜ、ヒバクシャを語り継ぐのか」一連のイベント終了
1月20日京都外大でのワークショップ(中央がサリバンさん)

「なぜ、ヒバクシャを語り継ぐのか」一連のイベント終了


Under the theme “Why do we hand down Hibakusha stories to young generations all over the world?”, the event including the lecture meeting and the workshop was held in Kyoto, Yokohama, Tokyo. American Peace Activist Dr. Kathleen Sullivan conveyed to the audience how important to think the nuclear issues as their own events for nuclear abolition.

1月20日京都外大でのワークショップ(中央がサリバンさん)
1月20日京都外大でのワークショップ(中央がサリバンさん)
1月19日京都外大での講演会(左から)サリバンさん、通訳の安原はづきさん、被爆者の原田美智子さん
1月19日京都外大での講演会(左から)サリバンさん、通訳の安原はづきさん、被爆者の原田美智子さん

アメリカの平和活動家、キャサリン・サリバンさんを招いての講演会・ワークショップ「なぜ、ヒバクシャを語り継ぐのか~ノーベル平和賞ICANを支えたキャサリン・サリバンさんとの対話~」が、1月19日から27日にかけて関西と関東で2回、開かれました。サリバンさんは北朝鮮とアメリカの核ミサイルの使用をちらつかせながらの対決ムードを強く批判し、「広島・長崎の被爆者が直面したむごたらしい死の世界を共有することで、核抑止論のウソを見抜こう」と呼びかけました。

NET-GTASメンバーを中心とする京都外大、筑波大、横浜国大の3大学教員による共同事業「若者に被爆体験を語り継ぐプロジェクト」のイベント。昨年秋にクラウドファンディングによって集めた事業資金を活かして、講演会とワークショップをセットにした2日間のイベントを、関西(1月19,20日。京都外大)と関東(26,27日。東京・文京シビックホールと横浜国立大学)で実施しました。

アメリカ人でありながら長年、日本から原爆被爆者をアメリカに招き、約4万人に上る高校生たちに「被爆の実相」の証言を聴かせる活動を続けて来られたサリバンさん。「『核廃絶』を実現するために、国境を超えて被爆者の証言を語り継ぐことがいかに大切か」を精力的に語りかけてくれました。
関西、関東の両会場を通じて強調したのは「核問題は難しいテーマだから専門家たちに任せろ、と言って、まるで他人事のように思わせる政治家が多いが、わたしたちは、自分事として考えなければならない。あなたの愛する人、愛するものが一瞬にして命を奪われるのです」という視点。これを実証するように、関西会場では、長崎の被爆者、原田美智子さん、関東会場では広島の被爆者、山田玲子さんが被爆の実相を語りました。

関西の講演会は京都外大の森田記念講堂が会場で、「学園創立70周年記念」として開催。同大学付属の西高校の国際文化コースの全生徒約220人が、一般市民約200人とともに聴講しました。文京シビックホール小ホールで開いた関東講演会は、ICANの川崎哲さんも登場し、約130人が集まりました。
(長谷邦彦=代表)

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